「あゝ野麦峠」(kindle版) ちゃんと予習して行ってきました(笑)。 本を読むと、女工哀史とよく言われますが(もちろん現代と比べれば労働時間や環境など、劣悪ですが)、そんなのが当たり前だった時代、むしろ貧農の家よりは、白いご飯も食べられる、仕事も楽、金ももらえるということで、「女工はよかった」という者も少なくなかったようです。女工ばかりでなく、経営者の栄枯盛衰なども盛り込んで、なかなか面白い本でした。
朝6時頃自宅発。
東海北陸自動車道、中部縦貫自動車道を使って一気に高山へ。その後国道361号で野麦峠方面へ。
野麦峠(峠の館やお助け小屋のあるところ)に9時頃到着。雲が多いし、乗鞍岳は見えないかなと思っていたけど、乗鞍岳が見えました。良かった。
まず日本唯一峠の資料館「野麦峠の館」へ。
展示物。野麦とは隈笹の実のこと。
全国の主要な峠の展示が珍しい。47都道府県からひとつ峠を選んでいる。ちなみに富山県はザラ峠。
うーむ、VFRでは行けないな(笑)
当時の女工の服装なども展示してある。12、3歳の女工もいたという。この二人は顔がそっくり。双子という設定のようだ(笑)
足袋にワラジで雪の中を歩いていたとは・・・。
お助け小屋にも行ってみた。明治の頃にいたという鬼婆さ(オニバァーサ)はもちろんいなくて、優しいおじいさんがいました。
中には政井みねサンの写真が。「あゝ飛騨が見える」という言葉を最後に、このお助け小屋で亡くなった女工さん。本に、評判の美人だったという記述がありましたがうなづけますね。
「あゝ、飛騨が見える」の碑
兄妹が見つめる先には乗鞍岳
涼しい風が吹いて気持ちいい。展望台まで行ってみようと思い、少し歩いたんですが・・・
30mほど行ったところで、奥の方の熊笹がガサガサッΣ(゚Д゚)。頭によぎる「熊出没注意」の看板。峠の館にも「子グマを連れた成獣が出没」の張り紙もあったし・・・。怖くなってやめておきました。。。
野麦峠は、随分前(kawasaki ZZR250に乗っていた頃)に1、2回通ったことがあるけど、その頃に比べれば、高速道路も整備され、ずいぶん近くなったものだと感じる。ZZRとVFRの走行ペースの差もあるけれど(^^ゞ
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