NC750Xで1,000km走ってみて◯なところと×なところ

2017年5月12日金曜日

NC750X

t f B! P L
NC750Xに乗って1,000km。
感じたことなどを綴っておきます。比較は主に前車VFR1200F DCT。なので、あまり参考になる人がいるとは思いませんが。。。

◯なところ
★見晴らしがいい、楽なポジション
アップライトのポジションはいいですね。フルフェイスからの視界の上半分が風景、下半分が道路という感じ。VFR1200Fだと4分の1ほどが風景、4分の3ほどが道路という感じ。青い空や新緑の山の稜線などを観ながら走るのは気持ちが良いですね。
また、VFRのような前傾姿勢だと頭を支えるために首や肩が凝ることも多かったですが、そのようなことはなくなりました。全体的なスピードもVFRのときよりかは下がっていることもあり、同じ行程を走ったとしたら、時間はかかるけど疲労は少なめだろう。
★DCT
進化したDCTがスゴくイイ(≧∇≦)b。VFR1200FのDCTが世界初だったわけですが、「世界初の割に完成度高い」と思っていました。しかし、技術の進歩は早いですな。VFR1200Fの変速はたしかに速いが、今にして思えば、荒々しい。よく言えば質実剛健。NC750XのDCTは速い上にジェントル。ショックが少なく滑らか。一時的なマニュアルモードからDモードへの復帰や坂道での制御など、賢くもなっている。今日は3段階のSモードもちょっと試してみたが、なかなか面白そうだ(あまり使う機会はないだろうが)。
★エンジン
最初は「バラバラ言ってやかましい」と思いましたが、慣れるとうるさいほどではない。(VFR1200Fがどんだけ静かだったんだという話ですが) 排気音はしっかり聞こえ、鼓動感というのかパルス感もしっかり感じられるのですが、エンジンの不快な振動などは全然感じないという不思議な感覚。
エンジン位置も影響しますね。VFRはその乗車姿勢もあり、「V4エンジンを抱えて走る」というような感じでしたが、NCは「エンジンの上に立っている」ような、振動もあまり感じないので「魔法の絨毯か筋斗雲にでも乗っている」ような不思議な感覚(いやいや、筋斗雲とか乗ったことないしw)。
確かに高回転型でもないし馬力もないけど、これはこれで面白いエンジンですよ。やっぱりDCT向きのエンジンだと思う。マニュアルモードで走ろうとしたら、Dモードのようなタイミング(回転数)ではとてもシフトできないと思いました。
★軽い
NC750X DCT E-Packageは231kgありますが、278kgのVFR1200Fに比べれば・・・。足つきはVFR1200Fより悪くなりましたが、軽さ、低重心ということもあって、停車時でも不安感は全然ありません。
★燃費
圧倒的。
★スクリーン
これは絶妙というか微妙というか。80km/hくらいまでなら、風を感じながら走りたい人には実にイイでしょう。法定速度の範囲なら十分です。
一般道でも風を完全にシャットアウトしたいという人には小さいだろうね。
★ラゲッジスペース
でかい。便利。日帰りツーリングだとバッグなどいらない。
★ダートでも行ける
ダートと言ってもフラットダートを500mほど走っただけだが。VFR1200Fでは、まずそんな道に入ろうとも思わなかった。行ける道が増えたのはGOOD。
★ライトが明るい
LEDが明るいというより、VFR1200Fのハロゲンが今となっては暗かった。NC750Xはメーターも回転計のバーグラフにカラー液晶が使われていて夜間もいい。

×なところ
★高速巡航性
VFR1200Fと比べるべきものではない。VFR1200Fの時より1.5倍ほど時間がかかるとみて計画を立てよう。
スクリーンは小さいながらも結構仕事してて、ちゃんとした(バタバタしない)ウェアなら120km/hぐらいでも巡航できるか??? とも思うが、100km/hを超えたところの快適性を求めるのならばもっと大きいのが必要。
★シート
アップライトな姿勢とも関係するが、お尻が痛くなる。「疲れたから休憩」ではなく、「疲れる前に休憩」という積極的休憩が必要。
★ブレーキ
不足はないが、握り始めからガッツリ効いてほしいなぁ。
★足回り
もうちょっと調整機能とかあればいいなぁ。
★メーター
もう少し大きい方が見やすいのになぁ。カラー液晶は日中だと色が判り難い。オドメーターからトリップA、トリップBはわかるが、それぞれ瞬間燃費やら平均燃費やら、さらに日付、走行時間、、、一周するのに何度ボタン押させんねん!

この価格でよく新しいエンジン積んで出してきたなぁHONDAさん。なかなか楽しいバイクで気に入りました。
NCは日常域のところがとてもいいですね。そして、過不足ない性能。不足に感じるところもないですが、過剰に感じるところもない。例えばVFR1200Fなど、200kmを超える速度で走れるようなエンジン、車体剛性、そういう速度から安全に止まれるブレーキ性能が必要。そのため、日常の常識的な速度域の中では過剰な部分がいっぱいあります。そういう非日常的で非常識なことをする分には良いのですけどね(笑)。NCはとてもとっつきやすく、のんびり、まったり気楽に付き合っていけると思います。

まだ慣れないところ。
★コーナリング時の姿勢
基本リーンウィズでいいんだろうけど・・・。アップライトな姿勢、幅広のステアリング、細めのタイヤ。。。前車よりいろいろ異なっていていろいろ試行錯誤中。リーンインとかリーンアウトとかの方がいいのかとか、セルフステアを邪魔していないのかどうなのか、もうひとつつかめていない。左右のコーナリングの感覚が違う。左がしっくりこない感じ。ちょっと姿勢とかポジションとか要確認かな。

たけぼう

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こんにちは、たけぼうです。富山県でFIT e:HEV HOME(GR3)やCB650R E-Clutch(8BL-RH17)に乗っています。

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このブログでは、VFR1200F Dual Clutch Transmissionの事をVFR1200FDと表記しています。

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