日本画の巨匠三山展に行く

2011年9月22日木曜日

鑑賞

t f B! P L
富山県立近代美術館へ「日本画の巨匠三山展」を観に行きました。

三山とは
東山魁夷
杉山寧
髙山辰雄
です。東山魁夷は前から好きで、長野県の信濃美術館東山魁夷館にも行ったことがあります。後のお二人についてはあまりよく知らなかったのですが・・・(^^ゞ とても素晴らしい展覧会で、これがたった1,000円で観られるとは!! 変な演奏会に行くよりよっぽど安い!ww 是非観に行くべきです!

東山魁夷の絵では、「冬華」が一番心に残りました。
この絵を見ていると涙がこぼれそうでした。うまく説明できないですけど、白い太陽の光の描写というか色合いが、えもいわれずやさしくほんのりあたたかく・・・
あと、「緑響く」もいいですが「行く秋」の方がt-jokeは好きです。知ってました?金箔がちりばめられているこの華麗さ。。。
「灕江暮色」も大作ですね。水墨っぽい表現が素敵でした。と、いちいち言っていては切りがないけど。

杉山寧の絵は、今回一番衝撃を受けました。
「仮象」や「灼」は観ていてゾクゾクしましたね。なにか迫ってくるものがありました。
「水」「耿」「季」が3枚並んでいるところは目を引きました。青、黄、緑の色彩が鮮やかです。「苾」の色彩も素敵でした。
一番心に残ったのはやはり「穹」かな。例のスフィンクスの絵です。本や画面でも見ることもできますが、やはり本物を見ないといけないですね。色やタッチなど、近くで見ないと分からないことも多いです。蒼穹の色合い、そこに差す淡い光が絶妙~っ。
杉山寧の「穹」と髙山辰雄の「穹」、そして東山魁夷の「冬華」が同時に出展された第7回新日展はすごいことになってたんだろうな。1964年。東京オリンピックもあり、日本中に力が漲っていたんだろう。

髙山辰雄の絵では、「少女」とか「行人」、「部屋の中」が心に残ったかな。人物に目力があるというか、“真正面から見据えられてると、目を合わせられない”みたいな迫力です。「お前の生き様はどうなんよ?」って問いかけられているような。。。

いや~眼福のひとときでした。なんだかんだで会場を2時間ぐらいうろうろしてました。
ひとりの作家を年代ごとに観ていくのもおもしろいし、3人を比較するものおもしろい。

近代美術館開館30周年記念の展覧会。是非観に行くべきです!!

たけぼう

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こんにちは、たけぼうです。富山県でFIT e:HEV HOME(GR3)やADV150(2BK-KF38)に乗っています。

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