ただたけだけコンサートvol.3 in北陸に行く

なにわコラリアーズの「ただたけだけコンサートvol.3 in北陸」に行ってきました。
「ただたけ」とは、合唱関係者には有名ですが、作曲の多田武彦（ただたけひこ）さんのことで、今回のコンサートは、多田武彦さんの作曲した曲だけを集めています。

場所は石川県立音楽堂コンサートホール。コンサートホールに入るのは初めてでした。

プログラムは

第1ステージ
男声合唱組曲「北陸にて」　作詩：田中冬二
1．きつねにつままれた町　2．梨の花とお寺の奥さん　3．みぞれのする小さな町　4．くずの花　5．ふるさとにて　6．北陸にて

第2ステージ
男声合唱組曲「雪国にて」　作詩：堀口大學
1．関川の里　2．或る誕生　3．雪の中の歌　4．昔の雪　5．老雪　6．雪中越冬

第3ステージは賛助出演の女声合唱団 杏
1．Lascia Filli mia cara  J.P.Sweelinck作曲
2．無伴奏女声合唱曲集「祇園双紙」より　舞姫　　吉井勇短歌/西村朗作曲
3．「かんかんかくれんぼ」-和歌山のわらべうたによるコンポジション-より　信長貴富作曲
3．かんかんかくれんぼ　4．花いちもんめ　5．からかいうた

第4ステージ
男声合唱組曲「白き花鳥図」　作詩：北原白秋
1．黎明　2．珠数かけ鳩　3．白牡丹　4．鮎鷹　5．老鶏　6．白鷺

アンコール
男声合唱組曲「雨」より　雨


至福のひとときでした。。。
男声合唱のなにわコラリアーズ。豊かな声、各パートのまとまり、ハーモニー、素晴らしいソロ。。。多田武彦の作品だけにあまり派手なものはないのですが、叙情性にあふれた詩をじっくり聴かせてくれました。感動しました。何回も涙がこぼれました・・・
あんな声が出せるようになりたい。あの中に混じって歌ってみたいな～。

また、「雨」が聴けるとは思いませんでした。これも泣けました(T-T)・・・

詩：八木重吉
雨のおとがきこえる
雨がふってゐたのだ
あのおとのようにそっと世のためにはたらいてゐよう　
雨があがるようにしづかに死んでゆこう


金沢の女声合唱団 杏 も、やはり力を持った合唱団ですね。特にソロの方の声がよかったです。しっかりとホールに響いていました。