ふるさとの空

富山県では、これまでの「富山県民の歌」に変わるふるさとの歌づくりが進められてきました。
t-jokeは富山県民の歌も嫌いじゃないですけどね。滅多に歌う機会はありませんけど。たしかに曲調とか、歌詞とか古いし。

で、新しいふるさとの歌「ふるさとの空」が発表になりました。

富山県ふるさとの歌づくり実行委員会のホームページ

作詞：布村勝志　補作：須藤晃　作曲：久石譲　　編曲：山下康介
管弦楽、吹奏楽、独唱（ソプラノ、バリトン）、合唱（同声2部、女声3部、混声4部）バージョンがそれぞれ録音されています。

管弦楽は、富山シティフィルハーモニー管弦楽団
吹奏楽は、富山ミナミ吹奏楽団
独唱(女声)は、高野 百合絵（たかの　ゆりえ）
独唱(男声)は、大畑 理博（おおはた　みちひろ）
同声二部合唱は、南砺市立井波小学校・福野小学校合同合唱団
女声三部合唱は、富山県立呉羽高等学校音楽部（女声合唱）
混声四部合唱　合唱団「樂音樹（がくおんじゅ）」


同じ曲をいろいろなバージョンで聞き比べられるのでおもしろいですね。

無責任な聴衆の立場（笑）からちょっと感想を・・・

曲は前奏から久石譲！って感じですな。ピアノだと特に。
ソプラノ独唱の高野百合絵さんの歌が素晴らしいです。高野さんは、富山市出身で、全日本学生音楽コンクール全国大会声楽部門・高校の部で1位になり、3月の選抜高校野球大会で国歌斉唱したことで脚光を浴びましたね。美声です。この曲は、ソプラノが歌うにしては音程が低いのですが、とても素敵です。これからが楽しみな逸材ですね！
バリトンの大畑さんは富山県の立山町出身。最近ちょくちょく名前を見ますね。大畑さんのホームページ。

合唱　小学生は低い音が出ないのはしょうがないか。助詞の歌い方にもうちょっと注意して欲しいな～。あと、音の処理、切り方をそろえないとね。
小学生と高校生は歌い方が若いね！（当たり前だが。老成してたら余計怖い（笑））　「ああ　また帰るよ　いつかふるさとの空」ってところの表現など、もう少し人生経験を積めば変わるかな。ま、そこら辺は指導者の解釈なんでしょうけど。

管弦楽とか吹奏楽の人たちって、こういう曲を演奏する場合、歌とか歌詞とか理解して吹いてるのかしらん？

さて、この曲、県民に浸透するでしょうか？　聞くには美しくていいのだけど、歌うとなると、5度とか6度の跳躍があってちょっと難しいかな？　しばらくは学校などでどんどん学習するでしょうから歌える人が増えるでしょうが、10年20年続くかどうか。やっぱり50年もすると現在の「富山県民の歌」と同じように曲調や歌詞が古いってことになっちゃうのかな。