他人の言動を「許せない」と憤り、正義感にかられて暴言を吐いたり、ハラスメント行為をしてしまう──。
そのとき脳にはある異変が起こり、一種の快楽が生まれているらしい。
脳科学者の中野信子さんは、この心理を「正義中毒」と名付け、正義に溺れてしまった依存状態と分析している。
これまでも中毒の人はいましたが、今はSNSで多く目にとまるようになりましたね。
自分の思い、善悪についての考えを述べてるだけならいいんですが、自分の考えとは異なる人への行き過ぎた攻撃はいかがなものか。
自分がそういう正義中毒にならないようにするためには、、、ということで中野さんの言葉を引用しておきます。
ひとつ提案したいのは、「メタ認知」を鍛えることです。「メタ認知」とは、いわば自分を監視するもうひとりの自分。
どんなときに「許せない!」という感情が湧いてしまうのか、自分自身で認識する努力をしてみましょう。それができれば、自分を客観視して「正義中毒」を抑制できるようになります。
それから
老けない脳をつくるトレーニング
- 慣れていることをやめて新しい体験をする……いつもの道順、いつものメニュー、いつもの店を変えてみよう。
- あえて不安定・過酷な環境に身を置く……未知の状況、予測不可能な事態に立ち向かおう。普段読まない本や、関心のないニュースに触れてみよう。
- 安易なカテゴライズ、レッテル貼りに逃げない……単純なレッテル貼りを気持ちよく感じてしまう裏側には、脳の弱さがある。
- 余裕を大切にする……前頭前野を働かせるためには、過度なストレスを避け、脳に余裕がある状態を保つこと。
- 食事や生活習慣で前頭前野を鍛える……脳の健康に役立つオメガ3脂肪酸を摂り、睡眠不足を避けよう。
とのことです。
0 件のコメント:
コメントを投稿