ドッジボール、学校での強制参加を廃止すべき?

2015年6月9日火曜日

雑記

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ドッジボール、学校での強制参加を廃止すべき?(勝部元気さん)というのが、ちょっと話題になっていたらしい。ドッジボール、t-jokeはもっぱら逃げてる方でしたね。当てる楽しみはあんまりわかりませんが、逃げるスリリングさは味わっていました。でも、10代半ばメガネを掛けるようになってからはちょっと怖かったですね。

ドッジボールが教育の場でどのような扱いなのか、現在の学習指導要領(小学校体育科)や学習指導要領解説を見てみました。
どうやら、「小学3年生以降、体育の授業ではドッジボールをやる必要はない。低学年でも必ずしもドッジボールをやらなくてもよい」ようです。

[第1学年及び第2学年の内容]
E ゲーム
(1) 次の運動を楽しく行い,その動きができるようにする。
 ア ボールゲームでは,簡単なボール操作やボールを持たないときの動きによって,的に当てるゲームや攻めと守りのあるゲームをすること。
 イ 鬼遊びでは,一定の区域で,逃げる,追いかける,陣地を取り合うなどをすること。
(2) 運動に進んで取り組み,きまりを守り仲よく運動をしたり,勝敗を受け入れたり,場の安全に気を付けたりすることができるようにする。
(3) 簡単な規則を工夫したり,攻め方を決めたりすることができるようにする。

ドッジボールはもちろんボールゲームにあたる。「ボール操作」「ボールを持たない時の動き」とは、学習指導要領解説によると、
「ボール操作」はシュート・パス・キープ(ゴール型),サービス・パス・返球(ネット型),打球・捕球・送球(ベースボール型)など,攻防のためにボールを制御する技能である。「ボールを持たないときの動き」は,空間・ボールの落下点・目標(区域や塁など)に走り込む,味方をサポートする,相手のプレーヤーをマークするなど,ボール操作に至るための動きや守備にかかわる動きに関する技能である。
ボール運動系の領域として、低学年は「ボールゲーム」、中学年以上になると「ゴール型」「ネット型」「ベースボール型」がある。
ゴール型は,コート内で攻守が入り交じり,手や足などを使って 攻防を組み立て,一定時間内に得点を競い合うこと,ネット型は,ネット で区切られたコートの中で攻防を組み立て,一定の得点に早く達すること を競い合うこと,ベースボール型は,攻守を規則的に交代し合い,一定の 回数内で得点を競い合うことを課題としたゲームである。
で、「ボールゲーム」について、学習指導要領解説を見てみると、
ボールゲームとは,簡単なボール操作の「ボール遊び」と簡単な規則で行われる「ボール投げゲーム」,「ボール蹴りゲーム」をいう。「ボール投げゲーム」,「ボール蹴りゲーム」では,次のようなゲームをする。
(ア) 物やマークなどの的に向かってボールを投げたり蹴ったりする的当てのボール遊びで,個人対個人,集団対集団で競争するゲームをする。
(イ) 攻めと守りを交代しながらボールを投げたり蹴ったりするゲーム(攻守交代のベースボール型ゲームに発展),及び攻めと守りが入り交じりながらゴールにボールを投げ入れたり蹴り入れたりするゲーム(ゴール型ゲームに発展)をする。
[ボール遊びの例示]
○いろいろなボールを投げたり,ついたり,捕ったりしながら行う的当て遊びやキャッチボール
○いろいろなボールを蹴ったり,止めたりして行う的当て遊びや蹴り合い・大小,弾む・弾まないなど,いろいろなボールで,つく,転がす,投げる,当てる,捕る,蹴る,止めるなどの簡単なボール操作をすること。
[ボール投げゲームの例示]
○ボールを転がしたり,投げたりする的当てゲーム
○的当てゲームの発展したシュートゲーム
○ボールを転がしたり,投げたりするドッジボール
(以下略)
と、「ドッジボール」が出てきますね。あくまで例示ですけどね。このような要素を備えたものならドッジボールでなくても全然構わない。「ドッジビー」というものをやっているところもあるようですし。(でも、フリスビーはボールといえるの?) 
それにしても、ボールを転がしたりするドッジボールって何? ボール転がしたらドッジボールじゃないように思うが? ドッジdodge=よける、身をかわすということならば、ありか。

中学年以上では、「ゴール型」「ネット型」「ベースボール型」のいずれかのゲーム、ボール運動をするので、これらにあてはまらない「ドッジボール」は体育の授業で行う必要性がないってことですね。
運動の苦手な子も楽しめるように、いろいろルールを変えて工夫するのは、内容(3)にある通り。教諭が決めるなり、子供同士で話合わせるなり、なんでもいいけど、運動嫌いがでないようにしてもらいたいね。みんなが楽しめるように頭をつかうのも体育には必要ですよ。でも、投げる、捕るの基本は低学年のうちにきっちり身につけておいたほうがよいと思うね。
問題はレクリエーション等(学年球技大会とか)で行うドッジボールかなあ。中学、高校でのドッジボールはさすがに危険度高いと思う。

学習指導要領解説にこんな文が載っていた。
これらの運動は,勝敗を競い合う 運動をしたいという欲求から成立した運動であり,主として集団対集団で競い合い,仲間と力を合わせて競争することに楽しさや喜びを味わうことができる運動である。
勝敗を競い合いたいという欲求がない子にはどうするんだろ? 集団が苦手っていう子もいるよね。でも、ボール運動だけが体育でもないし、他の領域でなにか楽しいものが見つけられればいいのか。楽しい思いをできていない子をどうするかが教師の腕の見せどころになるのかなあ。

たけぼう

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