VFR1200F Dual Clutch Transmissionに乗って一年が経ちました。正確には納車は8月5日です。
1年間で12,000km弱の走行距離。
乗り始めたときにもインプレッションを書いていますが、VFR1200F Dual Clutch Transmission=VFR1200FDについて、気がついたことなど少し追加で書いてみたいと思います。
ポジションについて
VFR800に比べて、足着きはイイし、腕にも余裕があります。前傾も若干穏やか。もっとも、VFR800に乗ってた頃はいわゆる猫背姿勢だったので、なおさらハンドルまで遠かったのかもしれません。現在は柏秀樹さんの言われているような仙骨を立てる乗り方にしています。こっちのほうが自分に合っているのか疲労も少ないように思います。首こり、肩こりもめっきり減りました。もちろん、800に比べてウィンドプロテクションが良くなっているし、排気量が大きくなった分の余裕もあるでしょう。
高速道路など長時間跨がりっぱなしだと膝を伸ばしたくなりますね。DN-01はフォワードステップ(正確にはボードか)で膝は楽なのですが、走っているときにお尻の位置を変えることが難しいため、お尻が痛くなってきましたね。でも、そんなお尻が痛くなるまで連続走行するより、適度に休憩とった方が、結局疲労が少なく、集中力も落ちず、トータルでは楽で安全なんですけどね。
熱について
暑い時期に大型バイクはどうやったって熱いので大変ですけど。けれど、エンジンやタンクをカバーされているおかげか、VFR800に比べて股のところは熱くなりません。しかし、ガソリンを給油したあとのタンクのひんやり感を感じることもなくなってしまいました。
股のところが熱くならない代わりに、足首あたりが熱くなります。走っていても廃熱で熱くなります。夏場に素足でくるぶしの隠れないシューズを履いて乗ると火傷しますね。
Dual Clutch Transmission = DCTについて
赤信号で駐まるようなときなど、ニュートラルに入れて惰性でもう少し進みたいなということができないのが残念です。ガチャガチャ音は慣れて気にしなくなりましたね。
シフトチェンジは、MTでもバイクに乗り慣れれば慣れるほど、無意識的に行っているのではないでしょうか?特に街乗りとかでは。 DCTでのシフトチェンジは「無意識的」なのか、本当に「無意識」なのかの違いです。
ワインディングとかではマニュアルモードも使いますが、マニュアルモードでも、「シフトチェンジしよう」と考えるのは普通のMTと一緒です。そのあと、操作として、DCTだとボタンを押す。MTだとクラッチを握り、足でシフトチェンジ、半クラとか回転合わせとか。でも、いちいち「アップだからつま先をかき上げて・・・」とかじっくり考えている人はいないでしょう。そういうほとんど無意識的な操作の部分を機械が行うのがDCTです。
「足でシフトチェンジするようにしてくれればよかったのに」と言う人もいますが、DCTの場合、チェンジは単にスイッチです。もちろん足でするようにもできるでしょうが、普通のMTの機械式でのシフト時の感触とはかなり異なると思います。MTにこだわる人は、そういう「フィーリング」にこだわる人も多いと思うのであんまり意味がないように思います。
それにしてもホンダはDCTを車でも実用化してなかったのにバイクに搭載してくるとは。チャレンジングなホンダらしくて好きです。これで、バイクのAT化が爆発的に進むとはとうてい思いませんが、MTに乗る人も、DCTの瞬速かつショックの少ないシフトチェンジを体験して、これに匹敵するシフトチェンジができるように修練したらどうでしょうか。
ただ、このDCTの良さはマニュアルを乗ってる人でないと分からないのでは?最初からオートマ(CVT)しか乗ったことのない人はどう思うのかな?
たけぼう
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こんにちは、たけぼうです。富山県でFIT e:HEV HOME(GR3)やCB650R E-Clutch(8BL-RH17)に乗っています。
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このブログでは、VFR1200F Dual Clutch Transmissionの事をVFR1200FDと表記しています。
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